私Kuniへのインタビューをしていただいたので、
その時の様子をこちらでもご紹介します。
インタビュアーは「まいさん」。
以下の文章はまいさんに書いていただきました。照れるところもありますが、そのままの文章でどうぞ!
前回の記事はこちら
http://uranokunihiro.com/kuni_story/kuni-interview-01/
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小学校の後半くらいから転機があったと聞きましたが。。。
そうですね。
実は、小学6年生の時に学校に行かなくなったんです。小さいころから教育熱心な両親だったっていうこともあって、小学校に上がってからも学校の授業より難しい教材を家で与えられてたんです。だから、学校の勉強が全然面白くなかったんですよね。それに、塾にも通っててそこで勉強していたから、学校に行けてないことは気にはなりつつも、「生産的なことはしてるしいいかな」って思って。
でも、今振り返ると、学校のクライスメイトとあんまりなじめてなかったんですよね。自分よりかなり幼稚に見えたっていうか。だから、自分のことも分かってもらえないなって思ってたし、孤独な感じでしたかね。
塾は唯一楽しい場所で、先生たちも個性的で楽しかったし、刺激的でした。授業が上手くて、濃厚で楽しい時間を過ごしました。その塾ではみんな中学受験をしていたので、地元の中学校に行きたくないっていう思いもあって受験しましたね。
受けたところは全部受かって、一番近いところに通うことにしたんです。
すごいですね。どんな中学校だったんですか?
結果的にはのびのびとした校風で自分にはとても合ってましたよ。でも、小学校の頃からの「周囲とうまく馴染めない」っていうのをなんとなくずっと引きずっていて、中学2年生の頃にまた学校に行かなくなったんですよね。
昼夜逆転の生活をするようになって、家族からも心配されて、気を遣われてましたよね。当時は、自分もまわりの人もどうしたらいいか分からなかったんです。
何をどうしたらまた学校に行く気になるのか、分からなかったです。
学校の中で「自分の居場所がない」って感じることが多くて、当時は、気心知れた友達を作れなかったんです。どうやって心を開けばいいのか分からなかった。自分のことは理解してもらえないっていう気持ちがあって、苦しかったですね。
色々な場面でそういう想いをしている人は結構いるかもしれませんね。
そうですね。
まぁ、あることをきっかけにまた学校に行き始めるんですけど、「もう登校拒否も続けられないし、仕方なくまた学校に通い始めた」っていう感じでした。
周囲に対して、「自分の気持ちを理解しようともしてくれなかった」「裏切られた」って感じるようなことがあって、その怒りのような気持ちを消化できたのはつい最近ですよ。
そうだったんですね。
そんなこともあって、人と接する時に一歩引いて接するようなクセがずっとあって、心の開き方がわからないなって思っていました。
現在のくにさんからは想像もできないですねー
変わったきっかけは何かありますか?
高校生の時に初めて彼女ができたんですけど、その子と接していくうちに少しずつ周りに対しても心を開けるようになりました。高校生の時にバレンタインチョコをもらったのがきっかけで付き合うようになったんですよ。甘酸っぱい思い出です。
キュンキュンしますね。
1年半くらい付き合ったんですけど、家族以外で近しい人間関係はその子が初めてでした。
当たり前ですけど、お互いの「普通」が違うんだって初めて知りました。だから、「彼女と理解し合うためには自分の気持ちや考えた背景をきちんと説明しないとわかってもらえないんだ」って思って、それが結果的に自分を開くことにつながりました。そして、ありのままの自分を受け入れてくれて、好きでい続けてくれたことが本当に嬉しかったんです。彼女のおかげで自分に対しての自信もついてきて、彼女以外のクライスメイトとも楽しく接することができるようになったんです。
小中学校の頃は大人しかったし、自分の気持ちの中もどんよりしてたんですけど、それからの高校生活は仲間とはっちゃけて楽しかったですよ。
彼女との出会いがくにさんを変えていったんですね。
そうですね。その子とは大学入試をきっかけにお別れしましたけど、いまも感謝してます。
~つづく~